パンデミックと世界的な感染症について

感染症とくに伝染病が、顕著な感染や死亡被害が著しい自体を想定した世界的な感染の流行を示すことをパンデミックといいます。
人やほかの生物の感染症は、その原因となる病原体を含む感染源と接触し、感染することによって感染症は発生します。多くの人が集団で生活している現在では、同じ地域や時期に多くの人がその感染源と接触してしまい、同じ病気が集団で発生してしまうことがあるのです。
人から人にうつる伝染病の場合には、最初に感染した人が感染源となって別の人に感染するため、規模が大きく長期間にわたって集団発生が起こるケースがあります。これを流行と呼び、規模に応じて「エンデミック」「エピデミック」「パンデミック」と分類されます。
パンデミックになると、複数の国や地域にわたり世界的な規模となって多くの患者が発生したということになります。
世界的に流行し、パンデミックとされる病気としては、天然痘やインフルエンザ、AIDSなどのウイルス感染やペスト、梅毒、コレラなどの細菌感染、マラリアなどの原虫感染症などが上げられます。毎年起こるインフルエンザの流行もパンデミックの一種とされています。
現在の感染症は一度は抑制に成功したように思われたマラリアや結核などが再興感染症の時代を迎えています。また、薬に対して抵抗力を持つ薬剤耐性菌も出てきており、環境の変化によって新しい感染症が今後も現れることが予想されているのです。
感染症を撲滅するのは難しいとされていますが、世界保健機関ではパンデミックの被害を軽減するために医療体制を整え、ワクチンの確保や公衆衛生の対応を行っています。
また、個人の防御も大切だとしておりパンデミックになった際には人との接触を減らすために生活必需品の備蓄をしておく、二次感染をさせないなどのことを実施することが必要です。